“手織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ており61.5%
てお30.8%
たお7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着物は塾に居るときも故郷の母が夏冬なつふゆ手織ており木綿もめんの品をおくっれましたが、ソレを質に置くとえば何時か一度は請還うけかえさなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかし奥羽おうう地方の人たちは、つい近ごろまで冬も麻を着ていた。そうしてかれらの手織ておりには、そんな薄い布は入用がなかった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
木綿を手織たおってているかどうかを知らないが、風呂の水も、雑用の水も、熔岩の下から渓河たにがわから汲み上げて、富士の高根の雪解の水と雨水との恩恵の下に、等分に生きていることを思うと
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)