“ており”の漢字の書き方と例文
語句割合
手織100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その着物は、半分はんぶんきんったビロードでできていて、もう半分は、灰色はいいろ手織ておりぬのでできていました。
田畑は勿論もちろん宅地たくちもとくに抵当ていとうに入り、一家中日傭ひやといに出たり、おかみ自身じしん手織ており木綿物もめんものを負って売りあるいたこともあったが、要するに石山新家の没落は眼の前に見えて来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
何や清藏、あのお若を屋敷奉公させてうちへ帰らば、やあらけえ物も着られめえと思って、紬縞つむぎじま手織ておりがえらく出来ている、あんな物が家に残ってるとあとで見てきもれてくねえから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)