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手織
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てお
ふりがな文庫
“
手織
(
てお
)” の例文
しかし
奥羽
(
おうう
)
地方の人たちは、つい近ごろまで冬も麻を着ていた。そうしてかれらの
手織
(
てお
)
りには、そんな薄い布は入用がなかった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「こりゃ
手織
(
てお
)
りね。こんな
地
(
じ
)
の
好
(
い
)
い着物は今まで縫った事がないわ。その代り縫い
悪
(
にく
)
いのよそりゃあ。まるで針が立たないんですもの。お
蔭
(
かげ
)
で針を二本折りましたわ」
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いかにも商家の旦那らしい、地味な
手織
(
てお
)
りの羽織をかけて、こういいつけた秦野屋九兵衛は
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その態度はもう、中学生だぞといわんばかりで、手には新らしい
帽子
(
ぼうし
)
をもっていた。磯吉のほうも見なれぬ
鳥打帽
(
とりうちぼう
)
を右手にもち、
手織
(
てお
)
り
縞
(
じま
)
の着物の
膝
(
ひざ
)
のところを
行儀
(
ぎょうぎ
)
よくおさえていた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
“手織”で始まる語句
手織縞
手織木綿
手織紬
手織布子
手織縞布子