“澱粉質”の読み方と例文
読み方割合
でんぷんしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれがお米の本尊様で外の部分はあの芽を保護するために出来ているのです。人間の食物とする白い澱粉質でんぷんしつの物はあの芽をやしなうための滋養分です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「でもあなた澱粉質でんぷんしつのものには大変功能があるそうですから、召し上ったらいいでしょう」と飲ませたがる。「澱粉だろうが何だろうが駄目だよ」と頑固がんこに出る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小山の妻君「日本の小麦粉はどういうわけで粘着力が多いでしょう」お登和嬢「それは日本の空気に湿気の多いためどの澱粉質でんぷんしつにも糊精こせいという成分が多いからだそうです。 ...
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)