“疱痘”の読み方と例文
読み方割合
ほうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれにしても美男子と云わるゝ男には非ず、美男子を遙か離れ、強き疱痘ほうそうあとありて顔の形痛く損し其ひたい高きに過ぎ其鼻長きに過るなどは余ほど羊に近寄りたる者とも云う可し
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
美目みめのすぐれていたことも、領主藤堂家に腰元づとめをしていた花の十八、疱痘ほうそうになって、許婚いいなずけの男に断わられようとしたのを、自分の方から先手をうって断わったのは幾章か前に書いた。