しゅ)” の例文
大井川には脂肪があり、黒部川は筋骨を剥き出して、優美と壮美の匂いの差がある。観音像と、その変身のしゅ金剛神の姿を思わせる。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
彼女に対してしようとしている自分のある企てが、かくまでしゅねく自分を掻き乱し、悩ましていようとは思わなかった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)