就中なかでも)” の例文
あかるいまつたひるつた。處々ところ/″\しまのやうなはたけへりからかゝつて料理菊れうりぎくはな就中なかでもばんつよ日光につくわう反射はんしやしてちかいよりはとほほどこゝろよくあざやかにえてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一体あいつはの程度まで研究してゐるのだらう。シヨーペンハワーは就中なかでも難解だといふ噂だが、あいつ、そんなところにひつかゝつて、頭でも悪くしてゐるんぢやないかしら。
夏ちかきころ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)