“風雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうせつ50.0%
ふぶき25.0%
かざゆき12.5%
らんせつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風雪ふうせつの一日を、客舎はたごの一室で、暮らす時に、彼は、よく空腹をかかえながら、五匹の鼠に向って、こんな事を云った。
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
下女が欠をみ殺す。そういう風で大分の間過ぎたのだそうだ。そのうちある晩風雪ふぶきになって、雨戸の外では風の音がひゅうひゅうとして、庭に植えてある竹がおりおりほうきで掃くように戸をる。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その原ッぱに奇妙な風雪かざゆきの現象が起って、風に舞い上げられた雪が降りつもって、その部分の跡が消されたのではあるまいか? しかしそのような風雪を起すほどの風は
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
其角きかく風雪らんせつ去来きよらい丈草ぢやうさう野坡やば杉風さんぷう北枝ほくし凡兆ぼんてう支考しかう……」