“ぼんじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
凡情100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この書を亡父に捧ぐ」というような白々しいことはいえないが、ぽっちりそんな凡情ぼんじょうが今、わかないでもない。そして私は、いつか亡父の歿年をも過ぎた年ごろになっている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
満身に呼び起される人間当然な凡情ぼんじょうをどうしようもなかった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)