“しひた”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と起つ。)御坊ごばう、なぞこの世の中にはまことなき奴儕やつばらがはびこつて、正しきものがしひたげられるのでござらうな。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
それはしひたげられた暗い幼時の記憶や、特に教育や訓練によつての道徳的なものがほの見える幼時の記憶のそれとは全くこと違つて、美といふものに對するこの種の記憶は
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ゆめか、青葉あをばきぬ、つゝじのおびわか姿すがたくもくらやまよりつきかすかにちかづくを、ものよ、しひたげんとすれば、くびながきよ、くちみゝまでけて、しろへびべにさしたるおもてぞ。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)