“さうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
創痍36.4%
相違27.3%
創意18.2%
然云9.1%
瘡痍9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)れは古(ふる)い創痍(さうい)の穴(あな)に投(とう)ぜられるにしても彼(かれ)は土間(どま)の鷄(にはとり)の塒(とや)の下(した)に三人(にん)が安心(あんしん)して居(ゐ)るだけの食料(しよくれう)を求(もと)めて置(お)くことが出來(でき)る樣(やう)に成(な)つた。おつぎは二十(はたち)の聲(こゑ)を聞(き)いて與吉(よきち)は學校(がくかう)へ出(で)る樣(やう)に成(な)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何(ど)うしたからとて人並(ひとな)みでは無(な)いに相違(さうい)なければ、人並(ひとなみ)の事(こと)を考(かんが)へて苦勞(くろう)する丈(だけ)間違(まちが)ひであろ、あゝ陰氣(いんき)らしい何(なん)だとて此樣(こん)な處(ところ)に立(た)つて居(ゐ)るのか、何(なに)しに此樣(こん)な處(ところ)へ出(で)て來(き)たのか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
人力車(じんりきしや)——腕車(わんしや)が、此(こ)の亻(にんべん)に車(くるま)と成(な)つた、字(じ)は紅葉先生(こうえふせんせい)の創意(さうい)であると思(おも)ふ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
何卒(どうぞ)是非(ぜひ)一つ聽(き)いて頂(いたゞ)きたい、と云(い)ふのは、實(じつ)は然云(さうい)ふ譯(わけ)であるから、寧(むしろ)君(きみ)は病院(びやうゐん)に入(はひ)られた方(はう)が得策(とくさく)であらうと考(かんが)へたのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『外部(ぐわいぶ)だとか、内部(ないぶ)だとか……。いや私(わたくし)には然云(さうい)ふ事(こと)は少(すこ)しも解(わか)らんです。私(わたくし)の知(し)つてゐる事(こと)は唯(たゞ)是丈(これだけ)です。』と、彼(かれ)は立上(たちあが)り、怒(おこ)つた眼(め)で院長(ゐんちやう)を睨(にら)み付(つ)ける。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
此作は我心の瘡痍(さうい)を醫(いや)すべき藥液なりき。我は自ら以爲(おも)へらく。人々若し我此作を讀まば、その我に苦痛を與ふることの非なるを悟りて、善く我を遇するに至るならんと。