“棺衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たれぎぬ37.5%
かけぎぬ25.0%
かけぎ12.5%
かんおおい12.5%
がけむく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ルコント・ドゥ・リイルの出づるや、哲學に基ける厭世觀は佛蘭西の詩文に致死の棺衣たれぎぬを投げたり。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
そして雲の戸帳が大きな棺衣かけぎぬのやうに遠方に引かれてゐた。
きりはたりはたりちやうちやう血の色の棺衣かけぎ織るとか悲しきはた
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大きなチョコレート色の棺衣かんおおいのような霧が空一面に垂れ下っていた。しかし風が絶えず、この戦陣を張った水蒸気を、攻めて追い散らしていた。