“棺龕”の読み方と例文
読み方割合
カタファルコ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、スリッパの跡の調査を始めたが、それは聖窟クリプトの階段を上りきった頭上の扉口ドアぐち——すなわち墓地の棺龕カタファルコまで続いている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところが、それは傍ら棺龕カタファルコ十字架の表象シムボルでもあり、また数論占星学では、三惑星の星座連結を表わしているのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そうすると、いったいその棺龕カタファルコと云うのは、どこにあるのだね?」検事が問い返すと、法水はちょっと凄惨な形相をして、耳を窓外へかしげるような所作しぐさをした。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)