“蓋棺”の読み方と例文
読み方割合
がいくわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はこの映画を見ながら、ヴイヨンの次第に大詩人になつた三百年の星霜せいさうを数へ、「蓋棺がいくわんの後」などと云ふ言葉の怪しいことを考へずにはゐられなかつた。
そもそもまた人を知り幾を見ることを尊ぶ。われの得失、まさに蓋棺がいくわんの後を待ちて議すべきのみ。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)