“蓋然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいぜん85.7%
プロバビリティ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしA村のおいがK市の姉すなわち彼の伯母おばのために状袋のあて名を書いてやったという事もずいぶん可能で蓋然がいぜんであるように思われた。
球根 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あるいは学術上の言葉で言えば蓋然がいぜんの計算、によらなければ、たやすく完全に抑えつけることができない。
前者では因果の連鎖が一筋の糸でつづいているが、後者では因果の中間に蓋然プロバビリティの霧がかかっている。
異質触媒作用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)