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蓋然
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がいぜん
ふりがな文庫
“
蓋然
(
がいぜん
)” の例文
しかしA村の
甥
(
おい
)
がK市の姉すなわち彼の
伯母
(
おば
)
のために状袋のあて名を書いてやったという事もずいぶん可能で
蓋然
(
がいぜん
)
であるように思われた。
球根
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
あるいは学術上の言葉で言えば
蓋然
(
がいぜん
)
の計算、によらなければ、たやすく完全に抑えつけることができない。
マリー・ロジェエの怪事件
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
これがつまり
蓋然
(
がいぜん
)
の法則の応用なのです。しからばこの男は、殺害の際、どんなことを考えるであろうか。
墓地の殺人
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
あるいはまた
蓋然
(
がいぜん
)
と称する等の別あるは、事実そのものの性質もとよりしかるにあらず、わが観察、推究の力の足ると足らざるとによりてこの別を生ずるのみ。
妖怪学
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
このように人生は
蓋然
(
がいぜん
)
的なものの上に成り立っている。人生においては蓋然的なものが確実なものである。
人生論ノート
(新字新仮名)
/
三木清
(著)
▼ もっと見る
私は偶然と必然の間になお一つの名目を設けてこれを
蓋然
(
がいぜん
)
と申します。
妖怪学一斑
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
「
蓋然
(
がいぜん
)
の法則です」
墓地の殺人
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
その一を偶然といい、二を
蓋然
(
がいぜん
)
といい、三を必然という。必然とは、必ず起こるべき理由ありて起こり、起こるべき原因ありて起こり、十は十ながら、必ずかくあるべしと決定し得るものをいう。
妖怪学
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
“蓋然”の意味
《名詞》
蓋 然 (がいぜん)
ある事が実際に起るか否か、ある程度確かであること。
(出典:Wiktionary)
蓋
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“蓋然”で始まる語句
蓋然性
蓋然率
蓋然的
蓋然思想