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『球根』
ふりがな文庫
『
球根
(
きゅうこん
)
』
九月中旬の事であった。ある日の昼ごろ堅吉の宅へ一封の小包郵便が届いた。大形の茶袋ぐらいの大きさと格好をした紙包みの上に、ボール紙の切れが縛りつけて、それにあて名が書いてあったが、差出人はだれだかわからなかった。つたない手跡に見覚えもなかった …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 植物学 > 植物学
初出
「改造」1921(大正10)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
囈語
(
たわごと
)
真書
(
しんが
)
或
(
あ
)
煎
(
せん
)
鱗片
(
りんぺん
)
頑固
(
がんこ
)
闇
(
やみ
)
鉢植
(
はちう
)
貪欲
(
どんよく
)
親戚
(
しんせき
)
蕃殖
(
はんしょく
)
蓋然
(
がいぜん
)
肌合
(
はだあい
)
百合
(
ゆり
)
田舎
(
いなか
)
甥
(
おい
)
生涯
(
しょうがい
)
伯母
(
おば
)
炮烙
(
ほうろく
)
炒
(
い
)
泥
(
どろ
)
椎
(
しい
)
棕櫚
(
しゅろ
)
戸棚
(
とだな
)
従弟
(
いとこ
)
実
(
み
)
宅
(
うち
)
堅吉
(
けんきち
)
倦怠
(
けんたい
)