“プロバビリティ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
確率45.5%
公算18.2%
蓋然率18.2%
蓋然9.1%
蓋然性9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっと言葉を変えて言えば、すべての事がらは、現世で確率プロバビリティの大きいと思われるほうから確率の僅少きんしょうなほうへと進行するから不思議でないわけにはゆかないのである。
映画の世界像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
では二階のこの通路はどうかといえば、これは脱出の公算プロバビリティの中へは入らない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しかし千羽に一羽、すなわち〇・一プロセントだけ中毒の蓋然率プロバビリティがあると言えば、食って平気だったという証人が何人あっても、正確な統計をとらない限り反証はできない。
藤棚の陰から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
前者では因果の連鎖が一筋の糸でつづいているが、後者では因果の中間に蓋然プロバビリティの霧がかかっている。
異質触媒作用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
可能性ポシビリティは、かわいそうですね。せめて蓋然性プロバビリティといって下さい。」
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)