“蓋器”の読み方と例文
読み方割合
ふたもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広間の方で、あまり愉快そうな笑い声がどよめくので、彼は、夕刻、お台所の方からそっと取り寄せておいたごまめの醤油煮しょうゆに唐辛子とうがらしをかけたのを、蓋器ふたものにいれ、のこのこと出向いて行った。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はははは」笑いながら、一人が、伝右衛門のそばにある蓋器ふたものを見つけて
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)