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だいだう
ふりがな文庫
“だいだう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大道
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大道
(逆引き)
柳の木が並木とは云へないほどちらほらと植わつて居ます。大小路の東西十町の真中を十字形に通つた南北の
通
(
とほり
)
が
大道
(
だいだう
)
と云はれる所です。北は大和橋に続いて居ます。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
母親は能く居眠をしてゐる、父は何時も火鉢の傍で煙草を喫しながらゴボ/\
咳
(
せき
)
をしてゐる、芳坊は近所の男の子の仲間に入ツて、カン/\日の照付ける
大道
(
だいだう
)
で
砂塗
(
すなまぼし
)
になツて遊んでゐた。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
たゞし
人目
(
ひとめ
)
がある。
大道
(
だいだう
)
へ
持出
(
もちだ
)
して、
一杯
(
いつぱい
)
でもあるまいから、
土間
(
どま
)
へ
入
(
はひ
)
つて、
框
(
かまち
)
に
堆
(
うづたか
)
く
崩
(
くづ
)
れつんだ
壁土
(
かべつち
)
の
中
(
なか
)
に、あれを
見
(
み
)
よ、
蕈
(
きのこ
)
の
生
(
は
)
えたやうな
瓶
(
びん
)
から、
逃腰
(
にげごし
)
で、
茶碗
(
ちやわん
)
で
呷
(
あふ
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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