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逃腰
ふりがな文庫
“逃腰”の読み方と例文
読み方
割合
にげごし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にげごし
(逆引き)
こそこそまるで悪いことでもしてるように、
巧
(
うま
)
くもない文章を紙に書き並べて、
逃腰
(
にげごし
)
半分で打明けるなんてのは、第一、男らしくもないし、……それに
卑怯
(
ひきょう
)
だ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
たゞし
人目
(
ひとめ
)
がある。
大道
(
だいだう
)
へ
持出
(
もちだ
)
して、
一杯
(
いつぱい
)
でもあるまいから、
土間
(
どま
)
へ
入
(
はひ
)
つて、
框
(
かまち
)
に
堆
(
うづたか
)
く
崩
(
くづ
)
れつんだ
壁土
(
かべつち
)
の
中
(
なか
)
に、あれを
見
(
み
)
よ、
蕈
(
きのこ
)
の
生
(
は
)
えたやうな
瓶
(
びん
)
から、
逃腰
(
にげごし
)
で、
茶碗
(
ちやわん
)
で
呷
(
あふ
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これに
辟易
(
へきえき
)
した一同は、思わず
逃腰
(
にげごし
)
になったのでございましょう。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
逃腰(にげごし)の例文をもっと
(3作品)
見る
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
“逃”で始まる語句
逃
逃出
逃亡
逃去
逃散
逃路
逃入村
逃走
逃失
逃場
“逃腰”のふりがなが多い著者
加藤道夫
泉鏡太郎
泉鏡花
芥川竜之介