“たいどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胎動40.0%
大道20.0%
体道10.0%
大慟10.0%
帯同10.0%
泰道10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胎動たいどうに異ひなかつた。それにれて彼女の心臓も思ひ出したやうに苦痛を訴へはじめた。明子はこの時さめざめと泣いた。人々は彼女の不幸を哀れんだ。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)
理想の大道たいどうを行き尽して、途上に斃るる刹那せつなに、わが過去を一瞥いちべつのうちに縮め得て始めて合点がてんくのである。諸君は諸君の事業そのものにって伝えられねばならぬ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
濂又曰く、いにしえわゆる体道たいどう成徳せいとくの人、先生誠に庶幾焉ちかしと。けだし濂が諛墓ゆぼの辞にあらず。孝孺は此の愚庵先生第二子として生れたり。天賦てんぷも厚く、庭訓ていきんも厳なりしならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
のち永楽七年に至りて自殺す。安等をうしないてより、南軍おおいに衰う。黄子澄こうしちょう霊壁れいへきの敗を聞き、胸をして大慟たいどうして曰く、大事去る、吾輩わがはい万死、国を誤るの罪をつぐなうに足らずと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
醤は燻を帯同たいどうし、その毒瓦斯をもって、突如とつじょ戦線に現れた。
「おや、庚申塚こうしんづか泰道たいどうが飛んで行きますよ」