“小技”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こわざ50.0%
せうぎ33.3%
しょうぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦場では、平常の小技こわざの稽古などは、役には立たぬ。——武器は、体に扱える程度に、長いほど利である。殊に、槍には、突く手、なぐる手、引く手の、三益がある。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
至善しぜん大道たいだう遊芸いうげい小技せうぎ尊卑そんひ雲泥うんでいは論におよばざれども、孔子七十にして魯国ろこく城北しろのきた泗上にはうふり心喪こゝろのもふくする弟子でし三千人、芭蕉五十二にして粟津の義仲寺にはうむる時まねかざるに来る者三百余人
人もどれほど「王佐棟梁おうさとうりょう」の才であっても、これを利用もせず懶惰らんだに日を送れば、小技しょうぎ小能しょうのうなるいわゆる「斗筲とそうひと」で正直につとめる者に比して、一人前と称しがたく
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)