“こわざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小技100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦場では、平常の小技こわざの稽古などは、役には立たぬ。——武器は、体に扱える程度に、長いほど利である。殊に、槍には、突く手、なぐる手、引く手の、三益がある。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとみの真ン中を刺したら、初めて、敵を盲目にすることが出来るだろうが、それにしても、致命的なものではない。そんな婦女子のする小技こわざが、どうして発達するいわれがあろうと反駁はんばくする。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹刀しない打ちの小技こわざや、免許取りに、やつす遊芸ではござらぬぞ
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)