中の口から廊下へ上ると、富田弥六といっしょになったから、「おい、おまえの名前はとんだやろうとも読めるが、洒落れてるなあ」
いかにも小説の主人公らしい洒落れていて敏感で親切で、うっかりすると毒婦などには、思い込まれそうな岡っ引なのであった。
奥多摩生れの女の言葉が、「日影者になつてしまひましたわねえ」なんぞは、なかなか洒落れている。時代論のほかに、なおそこに興味を感ずる。
“洒落”の解説
洒落(しゃれ)とは、
気質や言動があか抜けていて、物事にこだわらないこと。当世風で粋なこと。気のきいていること。洒落(しゃらく; 別表記:灑落、→ウィクショナリー:洒落)。洒脱(しゃだつ)。
華やかに装うこと。また、派手な服装。粋な身なり。
その場に興を添えるために言う滑稽な文句。ある文句をもじって言う地口。警句。冗談。
戯れてする事。冗談事。遊び。
遊郭などでの遊び。また、それになれていること。
(得意になれるような)見ばえのよい物事。
を表す用語。
語源は、一説には、「曝れる(しゃれる)」、つまり「曝される(さらされる)」の意味で、曝されて余分なものがなくなったということからという。
(出典:Wikipedia)
を表す用語。
語源は、一説には、「曝れる(しゃれる)」、つまり「曝される(さらされる)」の意味で、曝されて余分なものがなくなったということからという。
(出典:Wikipedia)