“見知越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みしりごし82.6%
みしりご13.0%
みしりこし4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほりかゝつた見知越みしりごしの、みうらと書店しよてん厚意こういで、茣蓙ござ二枚にまいと、番傘ばんがさりて、すなきまはすなか這々はふ/\ていかへつてた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
通りかかって、ふと気がつくと、いつもの蝋人形がいなくなっているのです。見知越みしりごしの蝋人形がですよ。美しい奴でした。まだ若い娘でね
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すると、宴会の効力ききめは直ぐに見えて、市長の評判は日に日によくなつた。たまに久世氏が飼狗かひいぬでも連れて市街まちを散歩して居ると、見知越みしりこしの人達は慌てて立止つて挨拶をした。