“情知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうち25.0%
なさけし25.0%
なさけしり25.0%
わけし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊勢山田奉行の大岡忠右衛門と申すは情知じょうち兼ねそなわった名判官はんがんである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いままでは、春雨はるさめに、春雨はるさめにしよぼとれたもよいものを、なつはなほと、はら/\はらとりかゝるを、われながらサテ情知なさけしがほそでにうけて、綽々しやく/\として餘裕よゆうありしからかさとともにかたをすぼめ
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
春水の人情本には、デウス・エクス・マキナアとして、所々しょしょに津藤さんと云う人物が出る。情知なさけしりで金持で、相愛あいあいする二人を困厄の中から救い出す。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
江戸一番の情知わけしりで、遊びも派手なら商賣も派手、藝人や腕のある職人を可愛がつて、四方八方から受けの宜い萬兵衞が、場所もあらうに、自分の家の風呂場で、顏を洗つたばかりのところを