“いづくん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
37.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尋常世態の瑣事さじいづくんぞよく高踏派の詩人を動さむ。されどこれを倫理の方面より観むか、人生に対するこの派の態度、これより学ばむとする教訓はこの一言に現はる。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
人生の精神と形體と孰れか重きや。精神は形體のすゐなり。帝室は其帥を制する者にして、兼て又其形體をも統べ給ふものなれば、いづくんぞ之を虚位と云ふ可けんや。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
なんぢ凡夫を捨つべく、聖道は取るべしと存せば、則ち分別をじやうず。いづくんぞ宴と為すことを得ん。この句は凡聖の二境をひとしくすることあたはざるをするなり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)