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奚
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いづくん
ふりがな文庫
“
奚
(
いづくん
)” の例文
是
豈
(
あに
)
明治の思想界を形容すべき絶好の辞に
非
(
あら
)
ずや。優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者
奚
(
いづくん
)
ぞ目眩し
心悸
(
しんき
)
せざるを得んや。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
尋常世態の
瑣事
(
さじ
)
、
奚
(
いづくん
)
ぞよく高踏派の詩人を動さむ。されどこれを倫理の方面より観むか、人生に対するこの派の態度、これより学ばむとする教訓はこの一言に現はる。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
後来海警屡〻至るに及んで天下の人心
俄然
(
がぜん
)
として覚め、尊皇攘夷の声四海に
遍
(
あまね
)
かりしもの、
奚
(
いづくん
)
ぞ知らん彼が教訓の結果に非るを。
嗚呼
(
あゝ
)
是れ頼襄の事業也。
頼襄を論ず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
たとひ美を論じ高を説くも其人にして美を愛し、高を愛するに非んば何ぞ一顧を価せんや。自ら得る所なくして
漫
(
みだ
)
りに人の言を借る、彼れの議論
奚
(
いづくん
)
ぞ光焔あり精采あるを得んや。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
猶之が為に殺さると、
彼
(
か
)
の宗教の名を以て、世に行はるゝ虚礼、空文は
奚
(
いづくん
)
ぞ基督教の獅身虫に
非
(
あらざら
)
んや、それ藩籬は以て侵叛を防げども之が為に其室内の
玲瓏
(
れいろう
)
を
遮
(
さへぎ
)
るべし、世の所謂神学なるもの
英雄論:明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
“奚”の解説
奚(けい、拼音:Xī)は、4世紀から10世紀頃までモンゴル高原東部から中国東北部にあるラオハムレン(老哈河、遼河の源流)流域とシラムレン(遼河の支流)流域に存在していた遊牧民族。初めは庫莫奚(こまくけい、Qu(o)mâġ-ġay、Kùmò xī)と呼ばれていた。『ホショ・ツァイダム碑文』(オルホン碑文)では、(Ttbi:Tatabï、タタビ)と記されている。
(出典:Wikipedia)
奚
漢検1級
部首:⼤
10画
“奚”を含む語句
奚疑塾
奚奴
奚侯城
奚山
奚為
里奚