“ざっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
70.0%
概略10.0%
10.0%
粗雑10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名も知れぬ花よ。ざっと虹のやうな花よ。人間のうちに、うした花の咲くのは壁にうどんげのひらくとおなじだ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
またはその頃の名物といったようなものを概略ざっと話して置きます。
糸七は雨のなかで、——柳橋をざっと話したのである。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時によると僕も日記中に君の見取り図くらいなところを書きとめたこともあるが、それは真の粗雑ざっとしたものだ。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)