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回
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ま
ふりがな文庫
“
回
(
ま
)” の例文
まず最初、輸送船団の船長と、それを警護する艦隊の艦長の委員会の情景から、クランクが
回
(
ま
)
わされている。
映画のもつ文法
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
それから私の手の下で、小さな
咽喉仏
(
のどぼとけ
)
を二三度グルグルと
回
(
ま
)
わして、
唾液
(
つばき
)
をのみ込むと、頬を真赤にしてニコニコ笑いながら、いかにも楽しそうに眼をつむった。
冗談に殺す
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と
高調子
(
たかぢょうし
)
に歌う。シュシュシュと
轆轤
(
ろくろ
)
が
回
(
ま
)
わる、ピチピチと火花が出る。「アハハハもう
善
(
よ
)
かろう」と斧を振り
翳
(
かざ
)
して
灯影
(
ほかげ
)
に
刃
(
は
)
を見る。「
婆様
(
ばあさま
)
ぎりか、ほかに誰もいないか」
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「今日も新聞で見りや、
媽
(
かゝあ
)
の正月の
頸
(
くび
)
の飾に五千円とか六千円とか掛けるのだとよ、ヘン、自分の媽の首せエ見てりや
下民
(
しものもの
)
の首が
回
(
ま
)
はらなくても
可
(
い
)
いと言ふのか、ベラ棒め」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
愛憎なげに己が影を眺めては太息せり、彼はなお幾たびか阿園の両親に
懺悔
(
ざんげ
)
せんと思い、また阿園のごとく死なんとまで思うこともしばしばなりき、しかして彼はつらつら思い
回
(
ま
)
わせり
空家
(新字新仮名)
/
宮崎湖処子
(著)
回
常用漢字
小2
部首:⼞
6画
“回”を含む語句
迂回
回想
回復
回々
回顧
回転
一回
今回
数回
回向院
挽回
旋回
奪回
幾回
回々教
二回
回教
回護
思回
回向
...