“二回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うら60.0%
にかい20.0%
ふたまわ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二回うらにはやはり玉琴の客と一緒に来た。三回なじみを過ぎてからは一人でたびたび来るようになった。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すなは普通ふつう潮汐ちようせき一晝夜いつちゆうや二回にかい干滿かんまんをなすだけであつて、したがつて其週期そのしゆうきおよ十二時間じゆうにじかんであるけれども、津浪つなみのためにしようずる干滿かんまん幾分いくふんあるひ幾十分いくじつぷん週期しゆうきもつ繰返くりかへされるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
彼は太い棒切れを握り身をこごめ気味にしてその家の周囲をすみずみまで探り探り二回ふたまわりすると、藁束わらたばの上に身をひそめに腰をかけた。もう大丈夫だ。ここなら見つかりっこない、と彼は思った。