“粟島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あはしま33.3%
あおしま33.3%
あわしま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し、「に」に方嚮ほうこう(到着地)を示す用例は無いかというに、やはり用例はあるので、「粟島あはしまに漕ぎ渡らむと思へども明石あかし門浪となみいまだ騒げり」(巻七・一二〇七)。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
晴れた夏は海の向ふに佐渡が見え、粟島あおしまが見え、弥彦やひこも見える。冬の小さな暗らい海には、揺りうごく水のほかに何もなかつた。一羽の鴎の影もなかつた。
現在のところでは日本海地方の一部、即ち石川富山の二県と、越後の海上の粟島あわしまなどに限られているが、以前は日本の弘い区域にわたって、スズメは一般に今いう小鳥の総称であったらしい。