“あはしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アハシマ
語句割合
淡島75.0%
粟島25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉ちやうきちはいつも巡査じゆんさ立番たちばんしてゐる左手の石橋いしばしから淡島あはしまさまのはうまでがずつと見透みとほされる四辻よつゝじまで歩いて来て、とほりがゝりの人々が立止たちどまつてながめるまゝに、自分もなんといふ事なく
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
併し、「に」に方嚮ほうこう(到着地)を示す用例は無いかというに、やはり用例はあるので、「粟島あはしまに漕ぎ渡らむと思へども明石あかし門浪となみいまだ騒げり」(巻七・一二〇七)。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
武庫むこうら小舟をぶね粟島あはしま背向そがひつつともしき小舟をぶね 〔巻三・三五八〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)