“こまづかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
小間使100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或るお屋敷で、主人公が小間使こまづかいをさがしているのです。もっとも、前にいた小間使の娘さんは、僕が買収して、親の病気だと申立ててめさせたんです。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小女は浅草清島町という所の細民さいみんの娘なり。形は小さなれど年は十五にて怜悧れいりなり。かの事ありしのち、この家へ小間使こまづかいというものに来りしとなり。
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
小間使こまづかいとは枕頭につき切りですし、角田つのだという総支配人の老人や、親族達はひっ切りなしに様子を見にやって来ます。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)