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細民
ふりがな文庫
“細民”の読み方と例文
読み方
割合
さいみん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいみん
(逆引き)
いわゆる
貸間長屋
(
デネメントハウス
)
というやつで、一様に同じ作りの、
汚点
(
しみ
)
だらけの古い
煉瓦
(
れんが
)
建てが、四六時中
細民
(
さいみん
)
街に特有な、あの、物の
饐
(
す
)
えたような
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
併
(
しか
)
し
些
(
すこ
)
しの米を京都に
輸
(
おく
)
ることをも
拒
(
こば
)
んで、
細民
(
さいみん
)
が大阪へ
小買
(
こがひ
)
に出ると、
捕縛
(
ほばく
)
するのは何事だ。
己
(
おれ
)
は王道の大体を学んで、功利の末技を知らぬ。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
小女は浅草清島町という所の
細民
(
さいみん
)
の娘なり。形は小さなれど年は十五にて
怜悧
(
れいり
)
なり。かの事ありしのち、この家へ
小間使
(
こまづかい
)
というものに来りしとなり。
良夜
(新字新仮名)
/
饗庭篁村
(著)
細民(さいみん)の例文をもっと
(4作品)
見る
“細民”の意味
《名詞》
下層階級の人。貧民。
(出典:Wiktionary)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
民
常用漢字
小4
部首:⽒
5画
“細民”で始まる語句
細民窟
検索の候補
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永井荷風