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水谺
ふりがな文庫
“水谺”の読み方と例文
読み方
割合
みずこだま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みずこだま
(逆引き)
二人の話の途切れに……すぐ近くの杭の
繋
(
かか
)
り
舟
(
ぶね
)
の
苫
(
とま
)
から、またしても、さっきの
甲
(
かん
)
だかい赤子の泣き声が、
水谺
(
みずこだま
)
をよんでいた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて港じゅうが
沸騰
(
ふっとう
)
したようにわああッという武者声を捲きおこした。そしてすぐそれは勇ましい
櫓
(
ろ
)
ひびきや
水谺
(
みずこだま
)
と変じて
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「騒ぎなさんな」と、
李俊
(
りしゅん
)
は立って、唇に指を
咥
(
くわ
)
え、
水谺
(
みずこだま
)
するどく口笛をふいた。すると岸の
松明
(
たいまつ
)
は遠くへ去った、と見えたのは
洲
(
す
)
つづきの葦の間を廻ってこれへ来たのであった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水谺(みずこだま)の例文をもっと
(3作品)
見る
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
谺
漢検1級
部首:⾕
12画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶