“鋒杉”の読み方と例文
読み方割合
ほこすぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鋒杉ほこすぎ稜線りょうせんのうえに、まっ青な空がひろがり、それを突きさすように高く伸びあがったマストの頂きで、虹色の旗がヒラヒラと風にひるがえっている。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
日筋が蒼天に流れわたって、ふり仰ぐ真上にあかあかと見渡される。群を抜く鋒杉ほこすぎが見えると思うと茜色に梢を染められ、それがまた非常に鮮かに虚空にうかんで見える。
茸をたずねる (新字新仮名) / 飯田蛇笏(著)