“鋒鋩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうぼう63.6%
ほうばう13.6%
ほこさき13.6%
きつさき4.5%
ほさき4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米国は未だその鋒鋩ほうぼうを充分に現わしてはいなかったが、満州事変以来努力しつつあったその軍備は、いつ態度を強化せしむるかも計り難い。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
平次に叱られて八五郎は間伸びな鋒鋩ほうばうを納めました。
がぶ/\遣ってる処を上からスーッと一刀浴せたが、水の中ゆえ鋒鋩ほこさきが肩へあたったか何うだか様子は分りません。
相むかひ声無き太刀の鋒鋩きつさきはむしろ凄まじき気合なるなり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その十字架の両側には、チョンまげに結った二人の男が、繩のたすきをかけて、長いやりを左右から女の両腋につきつけている。そして、その鋒鋩ほさきが女の両の乳の下を、えぐっている。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)