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術
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じゆつ
ふりがな文庫
“
術
(
じゆつ
)” の例文
カントの
超絶
(
てうぜつ
)
哲学
(
てつがく
)
や
余姚
(
よよう
)
の
良知説
(
りやうちせつ
)
や
大
(
だい
)
は
即
(
すなは
)
ち
大
(
だい
)
なりと
雖
(
いへ
)
ども
臍栗
(
へそくり
)
銭
(
ぜに
)
を
牽摺
(
ひきず
)
り
出
(
だ
)
すの
術
(
じゆつ
)
は
遥
(
はる
)
かに
生臭
(
なまぐさ
)
坊主
(
ばうず
)
が
南無
(
なむ
)
阿弥陀仏
(
あみだぶつ
)
に
及
(
およ
)
ばず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
賀
(
が
)
の
曰
(
いは
)
く、
其
(
そ
)
の
左
(
ひだり
)
の
目
(
め
)
を
射
(
い
)
よ。
羿
(
げい
)
すなはち
弓
(
ゆみ
)
を
引
(
ひ
)
いて
射
(
い
)
て、
誤
(
あやま
)
つて
右
(
みぎ
)
の
目
(
め
)
にあつ。
首
(
かうべ
)
を
抑
(
おさ
)
へて
愧
(
は
)
ぢて
終身不忘
(
みををはるまでわすれず
)
。
術
(
じゆつ
)
や、
其
(
そ
)
の
愧
(
は
)
ぢたるに
在
(
あ
)
り。
術三則
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何故といつて、富豪は
懐中
(
ふところ
)
に手を突込んで相手を
宥
(
なだ
)
める
術
(
じゆつ
)
を知つてゐるが、貧乏人は
赫
(
かつ
)
となるより外には仕方がないのだから。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
こゝには
无用
(
むよう
)
の
長舌
(
ちやうぜつ
)
なれど、おもひいだししにまかせてしるせり。さて我が
里
(
さと
)
にて狐を
捕
(
と
)
る
術
(
じゆつ
)
さま/″\あるなかに、手を
懐
(
ふところ
)
にして
捕
(
と
)
る
術
(
じゆつ
)
あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
躬
(
みづから
)
も
終
(
つひ
)
に及ばずして
此処
(
ここ
)
に
絶入
(
ぜつにゆう
)
せんと思へば、貫一は今に当りて
纔
(
わづか
)
に声を揚ぐるの
術
(
じゆつ
)
を余すのみ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
龜藏が宵から急に
術
(
じゆつ
)
ながつて仕樣がありませんから、お醫者さんを呼びに來たら、村長の仕打ちが氣に入らんから
診
(
み
)
に行つてやらんと
仰有
(
おつしや
)
る。……旦那樣に早う行つて譯を
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
申不害
(
しんふがい
)
は
(三九)
京人
(
けいひと
)
也
(
なり
)
。
故
(
もと
)
鄭
(
てい
)
の
賤臣
(
せんしん
)
なり。
(四〇)
術
(
じゆつ
)
を
學
(
まな
)
び、
以
(
もつ
)
て
(四一)
韓
(
かん
)
の
昭矦
(
せうこう
)
に
干
(
もと
)
む。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
さういふ町内に
僕
(
ぼく
)
の
將棋
(
せうき
)
の
好敵
(
こうてき
)
手がゐる。
改
(
あらた
)
まつて
紹介
(
せうかい
)
すれば、新美
術
(
じゆつ
)
院
(
いん
)
會
員
(
いん
)
、國
畫
(
ぐわ
)
會
總帥
(
そうすい
)
の梅原
龍
(
りう
)
三郎
畫伯
(
ぐわはく
)
その人だが、なアにお
互
(
たがひ
)
に負けず
嫌
(
きら
)
ひで相當
意
(
い
)
地つ
張
(
は
)
りでもある二人。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
抑
(
おさ
)
へて之を
揚
(
あ
)
げ、
激
(
げき
)
して之を
進
(
すゝ
)
ましむるは、教の
權
(
けん
)
にして而て
變
(
へん
)
なり。教も亦
術
(
じゆつ
)
多し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
かけ
硯
(
すゞり
)
を
此處
(
こゝ
)
へと
奧
(
おく
)
の
間
(
ま
)
より
呼
(
よ
)
ばれて、
最早
(
もはや
)
此時
(
このとき
)
わが
命
(
いのち
)
は
無
(
な
)
き
物
(
もの
)
、
大旦那
(
おほだんな
)
が
御目通
(
おめどほ
)
りにて
始
(
はじ
)
めよりの
事
(
こと
)
を申、
御新造
(
ごしんぞ
)
が
無情
(
むじやう
)
そのまゝに
言
(
い
)
ふてのけ、
術
(
じゆつ
)
もなし
法
(
はう
)
もなし
正直
(
しやうぢき
)
は
我身
(
わがみ
)
の
守
(
まも
)
り
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それからもう一つ、お舟は奇天齋のところで繩拔けの
術
(
じゆつ
)
を十八番にして居た。
銭形平次捕物控:175 子守唄
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其
(
そ
)
れは
勿論
(
もちろん
)
、
是
(
これ
)
は
我々丈
(
われ/\だけ
)
の
話
(
はなし
)
だが、
彼
(
かれ
)
は
餘
(
あま
)
り
尊敬
(
そんけい
)
をすべき
人格
(
じんかく
)
の
男
(
をとこ
)
では
無
(
な
)
いが、
術
(
じゆつ
)
に
掛
(
か
)
けては
又
(
また
)
なか/\
侮
(
あなど
)
られんと
思
(
おも
)
ふ。で
願
(
ねがは
)
くはだ、
君
(
きみ
)
、
何卒
(
どうぞ
)
一つ
充分
(
じゆうぶん
)
に
彼
(
かれ
)
を
信
(
しん
)
じて、
療治
(
れうぢ
)
を
專
(
せん
)
一にして
頂
(
いたゞ
)
きたい。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
計
(
はか
)
らんものと思ひ
込
(
こみ
)
けるは
殊勝
(
しゆしよう
)
成
(
なれ
)
ども一心に醫學を學び其
術
(
じゆつ
)
を以て
立身
(
りつしん
)
出世を望むに有ねば元より
切磋琢磨
(
せつさたくま
)
の功を
積
(
つみ
)
修行
(
しゆぎやう
)
せんなどとは更に思はず
大切
(
たいせつ
)
の
人命
(
じんめい
)
を預る
醫業
(
いげふ
)
なるに只金銀を
貪
(
むさ
)
ぼることのみを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
君
(
きみ
)
が
細君
(
さいくん
)
から
施
(
ほとこ
)
された
術
(
じゆつ
)
を
今度
(
こんど
)
は
敵
(
てき
)
に
應用
(
おうよう
)
したんだね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
術
(
じゆつ
)
なげに力なく時を打つ振子のやうに
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
ソクリョウ
術
(
じゆつ
)
つてどんなのかしら
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
美くしき
術
(
じゆつ
)
の
夕
(
ゆふべ
)
に
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
朋友
(
ともだち
)
に
信
(
まこと
)
ある事人も
恥
(
はづ
)
べき事也、しかるを心なき
徒
(
ともがら
)
かの
糞
(
ふん
)
をたづねありき、
代見立
(
しろみたて
)
の
糞
(
ふん
)
あればかならず
種々
(
しゆ/″\
)
の
術
(
じゆつ
)
を
尽
(
つく
)
して雁のくるをまちて
捕
(
とら
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
青黄紅白
(
せいくわうこうはく
)
、
正暈倒暈
(
せいうんたううん
)
、
淺深
(
せんしん
)
の
紅
(
くれなゐ
)
、
唯
(
たゞ
)
公
(
きみ
)
が
命
(
めい
)
のまゝ
也
(
なり
)
。
昌黎
(
しやうれい
)
其
(
そ
)
の
放語
(
はうご
)
を
憎
(
にく
)
み、
言
(
い
)
ふがまゝに
其
(
そ
)
の
術
(
じゆつ
)
をなせよと
言
(
い
)
ふ。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
其著書
(
そのちよしよ
)
十
餘萬言
(
よまんげん
)
、
大抵
(
たいてい
)
率
(
おほむ
)
ね
(二一)
寓言
(
ぐうげん
)
也
(
なり
)
。
(二二)
漁父
(
ぎよふ
)
・
盜跖
(
たうせき
)
・
胠篋
(
きよけふ
)
を
作
(
つく
)
り、
以
(
もつ
)
て
孔子
(
こうし
)
の
徒
(
と
)
を
詆訿
(
ていし
)
し、
以
(
もつ
)
て
老子
(
らうし
)
の
(二三)
術
(
じゆつ
)
を
明
(
あきらか
)
にせり。
(二四)
畏累虚
(
わいるゐきよ
)
・
亢桑子
(
かうさうし
)
の
屬
(
たぐひ
)
、
皆
(
みな
)
空語
(
くうご
)
にして
事實
(
じじつ
)
無
(
な
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
一
能
(
のう
)
一
術
(
じゆつ
)
これも
藝人
(
げいにん
)
の
名
(
な
)
はのがれぬ、よか/\
飴
(
あめ
)
や
輕業師
(
かるわざし
)
、
人形
(
にんげう
)
つかひ
大神樂
(
だいかぐら
)
、
住吉
(
すみよし
)
をどりに
角兵衞獅子
(
かくべいじゝ
)
、おもひおもひの
扮粧
(
いでたち
)
して、
縮緬
(
ちりめん
)
透綾
(
すきや
)
の
伊達
(
だて
)
もあれば、
薩摩
(
さつま
)
がすりの
洗
(
あら
)
ひ
着
(
ぎ
)
に
黒繻子
(
くろじゆす
)
の
幅狹帶
(
はゞせまおび
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
を
献
(
けん
)
じていはく、
某
(
それかし
)
に
飛行自在
(
ひぎやうじざい
)
の
術
(
じゆつ
)
の候、
瞬時
(
またゝくま
)
にして
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
するものも長庵の
宅
(
たく
)
の前は
忍
(
しの
)
んで通る樣になりければ
引
(
ひつ
)
かけ
上手
(
じやうず
)
の長庵も百
方
(
ぱう
)
術
(
じゆつ
)
盡
(
つ
)
き
爲
(
なす
)
事なく
困
(
こま
)
り果てぞ居たりける爰に又長庵が
故郷
(
こきやう
)
岩井村にては
親
(
おや
)
の作十も
病死
(
びやうし
)
し
弟
(
おとゝ
)
十兵衞の代と成けるが或時
近邊
(
きんぺん
)
より出火して
家屋
(
かをく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
●さて熊を
捕
(
とる
)
に
種々
(
しゆ/″\
)
の
術
(
じゆつ
)
あり。かれが
居
(
をる
)
所の
地理
(
ちり
)
にしたがつて
捕得
(
とりえ
)
やすき術をほどこす。熊は秋の土用より
穴
(
あな
)
に入り、春の土用に穴より
出
(
いづ
)
るといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此
(
こ
)
の
護身
(
ごしん
)
の
術
(
じゆつ
)
や、
魔法
(
まはふ
)
つかひの
教
(
をしへ
)
にあらず、なき
母
(
はゝ
)
の
記念
(
かたみ
)
なりきとぞ。
卯
(
う
)
の
花
(
はな
)
の
里
(
さと
)
の
温泉
(
いでゆ
)
の
夜語
(
よがたり
)
。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
陽州
(
やうしう
)
の
役
(
えき
)
に、
顏息
(
がんそく
)
といへる
名譽
(
めいよ
)
の
射手
(
しやしゆ
)
、
敵
(
てき
)
を
射
(
い
)
て
其
(
そ
)
の
眉
(
まゆ
)
に
中
(
あ
)
つ。
退
(
しりぞ
)
いて
曰
(
いは
)
く、
我無勇
(
われゆうなし
)
。
吾
(
わ
)
れの
其
(
そ
)
の
目
(
め
)
を
志
(
こゝろざ
)
して
狙
(
ねら
)
へるものを、と
此
(
こ
)
の
事
(
こと
)
左傳
(
さでん
)
に
見
(
み
)
ゆとぞ。
術
(
じゆつ
)
や、
其
(
そ
)
の
無勇
(
ゆうなき
)
に
在
(
あ
)
り。
術三則
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかれども熊は
猛
(
たけ
)
く、
且
(
かつ
)
智
(
ち
)
ありて
得
(
う
)
るに
易
(
やす
)
からず。雪中の熊は
皮
(
かは
)
も
胆
(
きも
)
も常に
倍
(
ばい
)
す、ゆゑに雪に
穴居
(
けつきよ
)
するを
尋
(
たづ
)
ね
捜
(
さが
)
し、
猟師
(
れふし
)
ども
力
(
ちから
)
を
戮
(
あは
)
せてこれを
捕
(
と
)
るに
種々
(
しゆ/″\
)
の
術
(
じゆつ
)
ある事
初編
(
しよへん
)
に
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
をかしく
蜴蟷傘
(
かうもりがさ
)
の
術
(
じゆつ
)
でも
使
(
つか
)
ひさうで
眞
(
まこと
)
に
氣
(
き
)
になる、
以下
(
いか
)
この
小道具
(
こだうぐ
)
を
節略
(
せつりやく
)
する。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
待
(
ま
)
てよ、
恁
(
か
)
うまで、
心
(
こゝろ
)
を
曳
(
ひ
)
かるゝのは、よも
尋常
(
たゞ
)
ごとでは
有
(
あ
)
るまい。
伝
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
く
沼
(
ぬま
)
の
中
(
なか
)
へは
古城
(
こじやう
)
の
天守
(
てんしゆ
)
が
倒
(
さかさま
)
に
宿
(
やど
)
る……
我
(
わ
)
が
祖先
(
そせん
)
の
術
(
じゆつ
)
の
為
(
ため
)
に、
怪
(
あや
)
しき
最後
(
さいご
)
を
遂
(
と
)
げた
婦
(
をんな
)
が、
子孫
(
しそん
)
に
絡
(
まつは
)
る
因縁事
(
いんねんごと
)
か。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
恁
(
か
)
くて
旦
(
あした
)
に
暮
(
くれ
)
に
其
(
そ
)
の
根
(
ね
)
を
治
(
をさ
)
む。
凡
(
すべ
)
て
一七日
(
いちしちにち
)
、
術
(
じゆつ
)
成
(
な
)
ると
稱
(
しよう
)
し、
出
(
い
)
でて
昌黎
(
しやうれい
)
に
對
(
たい
)
して、はじめて
羞
(
は
)
ぢたる
色
(
いろ
)
あり。
曰
(
いは
)
く、
恨
(
うら
)
むらくは
節
(
せつ
)
遲
(
おそ
)
きこと
一月
(
ひとつき
)
なり、
時
(
とき
)
既
(
すで
)
に
冬
(
ふゆ
)
にして
我
(
わ
)
が
思
(
おも
)
ふがまゝならずと。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“術”の解説
術 (じゅつ)は、特別の技。技術。手段。方法。
テクニカルなことつまり技に関係することを示す接尾語 。
(出典:Wikipedia)
術
常用漢字
小5
部首:⾏
11画
“術”を含む語句
技術
藝術
手術
美術館
魔術
芸術
剣術
催眠術
奇術
柔術
詐術
芸術家
蠱術
忍術
呪術
錬金術
幻術
施術
術策
幻術師
...