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一掬
ふりがな文庫
“一掬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いっきく
65.2%
ひとすく
13.0%
いつきく
8.7%
ひとしゃく
4.3%
ひとすくひ
4.3%
ひとむす
4.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっきく
(逆引き)
一掬
(
いっきく
)
の涙を催さしめるが、しかし隼人正の生涯については諸書の所伝がまち/\であって、必ずしも豊内記の説くところと一致しない。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
一掬(いっきく)の例文をもっと
(15作品)
見る
ひとすく
(逆引き)
彼女には
明暸
(
めいりょう
)
な事実がなかった。したがって明暸な言葉が口へ出て来なかった。そこを津田がまた
一掬
(
ひとすく
)
い掬った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一掬(ひとすく)の例文をもっと
(3作品)
見る
いつきく
(逆引き)
別
(
わか
)
るゝ
時
(
とき
)
一掬
(
いつきく
)
の
雪
(
ゆき
)
を
取
(
と
)
つて、
昌黎
(
しやうれい
)
に
與
(
あた
)
へて
曰
(
いは
)
く、
此
(
こ
)
のもの
能
(
よ
)
く
潮州
(
てうしう
)
の
瘴霧
(
しやうむ
)
を
消
(
け
)
さん、
叔公
(
をぢさん
)
、
御機嫌
(
ごきげん
)
ようと。
昌黎
(
しやうれい
)
馬上
(
ばじやう
)
に
是
(
これ
)
を
受
(
う
)
けて
袖
(
そで
)
にすれば、
其
(
そ
)
の
雪
(
ゆき
)
香
(
かぐは
)
しく
立處
(
たちどころ
)
に
花片
(
はなびら
)
となんぬとかや。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一掬(いつきく)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ひとしゃく
(逆引き)
焦
(
こ
)
げのなさそうなところを見計って
一掬
(
ひとしゃく
)
いしゃもじの上へ乗せたまでは
無難
(
ぶなん
)
であったが、それを裏返して、ぐいと茶碗の上をこいたら、茶碗に
入
(
はい
)
りきらん飯は
塊
(
かた
)
まったまま畳の上へ
転
(
ころ
)
がり出した。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一掬(ひとしゃく)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひとすくひ
(逆引き)
今夜
(
こよひ
)
は四十九日の待夜なれど、世にすてられしかなしさは
誰
(
たれ
)
ありて
一掬
(
ひとすくひ
)
の水だに
手向
(
たむく
)
る人なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
一掬(ひとすくひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひとむす
(逆引き)
水を
一掬
(
ひとむす
)
び勢をつけて、難なく三千三十米突の一峰を踏む、頂には石を重ねた測標が一つある。相変らず雲の海で山勢は見れぬ。南岳と
大喰岳
(
おおばみだけ
)
(宛字)との間にあたるので中の岳と称えておく。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
一掬(ひとむす)の例文をもっと
(1作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
掬
漢検準1級
部首:⼿
11画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
検索の候補
岩清水一掬
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山東京山
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吉川英治
幸田露伴
夏目漱石
泉鏡花
坂口安吾