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一掬
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ひとすく
ふりがな文庫
“
一掬
(
ひとすく
)” の例文
彼女には
明暸
(
めいりょう
)
な事実がなかった。したがって明暸な言葉が口へ出て来なかった。そこを津田がまた
一掬
(
ひとすく
)
い掬った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
喉
(
のど
)
が乾いて居りますから
一掬
(
ひとすく
)
い飲んで見ると手は縮み上がる程冷たいので、二度と
掬
(
すく
)
って飲む勇気がなかった。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
百尋
(
ひゃくひろ
)
ばかり
束
(
つか
)
ね上げた鮪縄の、
舷
(
ふなべり
)
より高かったのがよ、
一掬
(
ひとすく
)
いにずッと
伸
(
の
)
した! その、十丈、十五丈、弓なりに上から
覗
(
のぞ
)
くのやら、反りかえって、
睨
(
にら
)
むのやら、口さあげて
威
(
おど
)
すのやら
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
掬
漢検準1級
部首:⼿
11画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥