“無難”の読み方と例文
読み方割合
ぶなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「またいいおりもあろうというもの、ここで、きょうの試合しあいをめちゃめちゃにしては、咲耶子さくやこ無難ぶなんに取り返すことができなくなろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれは、おとをたてないように、だなをかじってみようかとおもったが、それよりは、まず無難ぶなんの、たなのうえにのっているいもべようとおもいました。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もしこの家扶かふ下座敷したざしきにゐたまゝであつたならば無論むろん壓死あつししたであらうが、主人しゆじんおもひの徳行とくこうのために主人夫妻しゆじんふうふとも無難ぶなんすくされたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)