“難無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がた50.0%
なんな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
住めば住む程福島という町は私の趣味にピッタリと適った何うにも離れ難無がたい町となって来た。そのうちに誰か彼か知己も出来て料理屋などとも懇意になった。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
舳櫓ともろ船子ふなこは海上鎮護ちんごの神の御声みこえに気をふるい、やにわにをば立直して、曳々えいえい声をげてしければ、船は難無なんな風波ふうはしのぎて、今は我物なり、大権現だいごんげん冥護みょうごはあるぞ、と船子ふなこはたちまち力を得て
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)