“ぶなん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無難91.7%
无難8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこの家扶かふ下座敷したざしきにゐたまゝであつたならば無論むろん壓死あつししたであらうが、主人しゆじんおもひの徳行とくこうのために主人夫妻しゆじんふうふとも無難ぶなんすくされたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
官軍の事をも感服しない、戦争するなら銘々めいめい勝手にしろと、裏も表もなくその趣意しゅいで貫いて居たから、私の身も塾もあやうい所を無難ぶなんに過したことゝ思う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
我は宿やどかへり足にてはるか行過ゆきすぎたるころれい雪頽なだれおとをきゝて、これかならずかの山ならんとたふげ无事ぶじとほりしをよろこびしにつけ、こゝのあるじはふもとを无難ぶなん行過ゆきすぎ給ひしや