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いっきく
ふりがな文庫
“いっきく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一掬
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一掬
(逆引き)
花に言わすれば、
誠
(
まこと
)
に
迷惑至極
(
めいわくしごく
)
と
歎
(
かこ
)
つであろう。花のために、
一掬
(
いっきく
)
の涙があってもよいではないか。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
雪江さんは
言
(
げん
)
ここに至って感に
堪
(
た
)
えざるもののごとく、
潸然
(
さんぜん
)
として
一掬
(
いっきく
)
の
涙
(
なんだ
)
を紫の
袴
(
はかま
)
の上に落した。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
旧
(
ふる
)
き代の
富貴
(
ふうき
)
、
栄耀
(
えよう
)
の日ごとに
毀
(
こぼ
)
たれ焼かれて参るのを見るにつけ、
一掬
(
いっきく
)
哀惜の涙を
禁
(
とど
)
めえぬそのひまには、おのずからこの
無慚
(
むざん
)
な乱れを
統
(
す
)
べる底の力が見きわめたい
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
いっきく(一掬)の例文をもっと
(15作品)
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