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一掬
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いつきく
ふりがな文庫
“
一掬
(
いつきく
)” の例文
別
(
わか
)
るゝ
時
(
とき
)
一掬
(
いつきく
)
の
雪
(
ゆき
)
を
取
(
と
)
つて、
昌黎
(
しやうれい
)
に
與
(
あた
)
へて
曰
(
いは
)
く、
此
(
こ
)
のもの
能
(
よ
)
く
潮州
(
てうしう
)
の
瘴霧
(
しやうむ
)
を
消
(
け
)
さん、
叔公
(
をぢさん
)
、
御機嫌
(
ごきげん
)
ようと。
昌黎
(
しやうれい
)
馬上
(
ばじやう
)
に
是
(
これ
)
を
受
(
う
)
けて
袖
(
そで
)
にすれば、
其
(
そ
)
の
雪
(
ゆき
)
香
(
かぐは
)
しく
立處
(
たちどころ
)
に
花片
(
はなびら
)
となんぬとかや。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
最高の理想をめざして身悶えながら、汚辱にまみれ、醜怪な現実に足をぬき得ず苦悶悪闘の悲しさに
一掬
(
いつきく
)
の涙をそゝぎ得ぬのか。然り。そゝぎ得ぬ筈だ。おん身らは、かゝる苦闘を知らないのだから。
理想の女
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
掬
漢検準1級
部首:⼿
11画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥