“ツク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:つく
語句割合
22.2%
22.2%
11.1%
11.1%
木莵11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自らツクる所の戒名 芸術院六代菊五郎居士と言ふと伝ふ。
歌舞妓芝居後ありや (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
またかきつくともいひて是も巻七に 真鳥住卯手マトリスムウナテ神社モリスガキヌ書付令服児欲得カキツケキセムコモガモとあれば かきつばたは書付花カキツバナ也(はなとはたと通ふは上にいふがごとし) ツク
カキツバタ一家言 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
爾に其伺える賊の夫、其玉を乞い取りて、常は裹みて、腰に著けりたりき。此人山谷間タニベに田をツクりければ、田人ともの飲食を牛に負わせて、谷の中に入りけるに、其国主の子天之日矛逢えり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
もう一つの修養的と仮に訳しました方は活きた物精神なら精神を養い、ツクる即ち修養するので、これは習った事を直ぐにそのまま現金と引替に出来ぬ方で、あるいは十年も二十年も役に立たず
教育家の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
おほさゞきの命と木莵ツク宿禰の誕生の際の事実は、此側から説くべきものかも知れないし、ほのすせり・ほてり・ほをり或は、ほむちわけなど言ふ名も、一つ範囲に入るものとも思はれる。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
また「蓬ク転旋シ、直達スル者ニ非ザルナリ」とも、また「飛蓬ハ飄風ニ遇テ行ク、蓋シ蓬ニハ利転ノ象アリ、故ニ古ヘハ転蓬ヲ観テ車ヲツクルヲ知ル」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一、文ヲ論ジ事ヲ考フルニ各〻力ヲツクシ、モシ他ヲバクス所アラバ、虚心キヨシンコレヲ議シテ独見ヲルナカレ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)