“大目玉”の読み方と例文
読み方割合
おほめだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仍(よつ)て速(すみやか)に館(やかた)に召返(めしかへ)し、座(ざ)に引(ひ)いて、昌黎(しやうれい)面(おもて)を正(たゞし)うして云(い)ふ。汝(なんぢ)見(み)ずや、市肆(しし)の賤類(せんるゐ)、朝暮(てうぼ)の營(いとな)みに齷齪(あくさく)たるもの、尚(な)ほ一事(いちじ)の長(ちやう)ずるあり、汝(なんぢ)學(まな)ばずして何(なに)をかなすと、叔公(をぢさん)大目玉(おほめだま)を食(くら)はす。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
大目玉(おほめだま)で、天守(てんしゆ)を睨(にら)んで、ト其処(そこ)に囚(と)られてござるげな、最惜(いとをし)い、魔界(まかい)の業苦(がうく)に、長(なが)い頭髪(かみのけ)一筋(ひとすぢ)づゝ、一刻(いつこく)に生血(いきち)を垂(た)らすだ、奥様(おくさま)の苦脳(くなう)を忘(わす)れずに、飽(あ)くまで行(や)れさ、倒(たふ)れたら介抱(かいはう)すべい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
一體(いつたい)塾(じゆく)では小説(せうせつ)が嚴禁(げんきん)なので、うつかり教師(けうし)に見着(みつ)かると大目玉(おほめだま)を喰(く)ふのみならず、此(この)以前(いぜん)も三馬(さんば)の浮世風呂(うきよぶろ)を一册(いつさつ)沒收(ぼつしう)されて四週間(ししうかん)置放(おきつぱな)しにされたため、貸本屋(かしほんや)から嚴談(げんだん)に逢(あ)つて、大金(たいきん)を取(と)られ
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)