“羞明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぶ41.7%
まぶし25.0%
しゅうめい16.7%
まばゆ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
積った雪ははげしい光を含んで、ぎらぎら輝きましたから、目も羞明まぶしく痛い位、はっきりいて見ることも出来ませんのでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
青年の方でも、俄かに鼻さきへ突きつけられた美しい娘の顔に気がついて、どぎまぎしながら羞明まぶしそうに横を向いた。
或る母の話 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
あなたにはわからないかも知れない……「羞明しゅうめい」って言葉、知ってる?」
雪間 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
だが、雪子は羞明まばゆいのを犯して、兄の縫ふ傍に立つてゐる弟の裸身に眼をやると同時に、全面的に雪子に向つてき入らうとする魅惑を防禦ぼうぎょして、かの女の筋肉の全細胞は一たん必死に収斂しゅうれんした。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)